クライアント業種:化学品製造業
期間:スポット(1ヶ月超)
背景:
クライアントは外国法人が株式の過半数を有する外国人事業法上の外国法人であり、製造業およびBOI恩典を取得した業種のみを営んでおられます。このたび自社倉庫の建替えるタイミングで、関連会社間の業務効率化・経費削減のため、倉庫の一部を利用して他の関係会社に対して荷受・保管・配送等のロジスティックサービスを提供する計画を持っておられました。
内容:
ロジスティックサービス事業を新規に立ち上げるとのことで当初は以下3案を検討いたしました。
A. 既存のBOI恩典を取得した業種の枠組みで、もしくは内容を追加して事業する。
B. 貿易ならびに投資支援事務所(TISO)や物流センター(DC)など新たなBOI恩典を取得する。
C. 外国人事業許可書(Foreign Business License:FBL)を直接DBDへ申請する。
BOIの担当部門である第4課へ問い合わせたところ、現在の枠組みや同じ業種内での他の業務はジスティック―サビスを含むと解釈できないためA案は採用できませんでした。
B案である新たなBOI恩典の取得は一番確実な方法でしたが、ロジスティックサービス事業の規模は本業に比して僅少なため、申請に係るコスト、恩典取得の条件を満たすための投資コスト、恩典を維持するための業務負担増に見合わないと判断しました。
従って、C案であるFBLの申請を最初に目指し、難しい場合はB案に切り替えるという2段構えとしました。サービスの提供先が関係会社のみに限定されるという点も、DBDに対して説明が明確であるということもC案の選択の理由の1つです。
②へ続く。
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