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タイ IBC事業の操業開始条件を充足するための取り組みのご相談

クライアント業種:化学品製造業

期間:スポット(1ヶ月超)


背景

クライアント企業は、外資が50%を超す外国人事業法上の外国法人であるため、3年前にBOI奨励業種であるIBC(International Business Center)事業を取得し、タイ国内外への卸売事業や、タイ国外の関連会社へのサービス提供事業を開始されました。

しかし、3年以内に操業開始のための条件が申請内容どおり充足できず、BOIへ1年間の開始延期の申請されました。


内容

従来から卸売事業を行っておられ、またタイ国外の関連会社に対しても実態のあるサービスを提供されておられたため、収益および事業規模に関しては問題はないものの、ネックとなったのは、IBC事業における雇用の確保と設備投資です。

雇用の確保に関しては、BOI担当官と複数回の打ち合わせを持ち、IBCという独立したセクションに属し、能力の基準を満たすスタッフであれば他部門の業務を兼務しても構わないとのことでしたので、既存のスタッフを組織図上配置転換することを検討しました。加えてIBC業務内で業務項目の追加を行い、IBCセクションにカウントできるスタッフの職種を増やすことを検討しました。

設備投資に関しては、当初予定していた投資をせずとも、既存の設備・備品で業務が可能な状況でした。しかし、ちょうど事務所棟の新築を検討されておられたので、IBCセクションの使用面積割合を合理的に計算し、設備投資の一部とすることを検討しました。

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